治療と言いましても、揉むのか?マッサージか?という事をよく聞かれます。
しかし、私は揉みもしませんし、マッサージをしているわけでもありません。
強いて言うならば、緩めているのです。
その緩めるやり方が、人によっては「揉む」であり、「マッサージ」であるのかと。
また、揉むことやマッサージの良し悪しが巷で論じられますが、悪いものであることはないですね。
その質・量・タイミングによって良くも悪くもなるのですから、まさに使い手の技量とはそこのことなのでしょう。
例えるならば、醤油をちょっとつけるのか?並々と皿についで浸すように食べ物を浸けて食べるのか(笑)で、そのことが後々の健康状態を左右するのは言うまでもありません。
患者様からは「体操を我流でやっているんですけど、どうですか?」とよく聞かれます。
そもそも我流でも何であっても、毎日続けていらっしゃるその努力・姿勢こそがまず素晴らしいので、
私は「良いですね!是非続けてみてください。」と答えます。
自分が毎日続けることの出来る量のエクササイズをコツコツと丁寧にこなしていく、これがまた結構慣れるまでは難しいですから。
呼吸をするが如く、日々の習慣としてクセになるくらいまでに持っていけると良いです。
治療をしていて「良くなりますかね?」と聞かれることが多いです。
そうするとこちらも「時間かかりますけど、良くなりますよ。」と答えます。
まったく本当のことだと思っています。
でも、今すぐには実現できないことが年齢とともに増えてきますから、やるべきことをやらないといけないのです。
毎日ストレッチや体操をやる、それにプラスして治療を受けていただく。
逆もしかり。治療だけに頼らず、毎日ちょっとずつストレッチや体操をやっていく。
1個1個で技ありを取って、2個合わせ技で1本(柔道みたいですね:笑)というのが理想です。
ちなみに表題ですが、当院では緩めながら、締めるところは締めるために「他動運動」や「ストレッチング」させながらのほぐしを取り入れるようにしています。
治療の中に他動運動やストレッチングを取り込むことで、従来と同じ時間で二つの効果が出るので
治療効果プラス治療スピードの効率化が可能になりました。
(とはいえ、時間がかかりすぎていた方の治療が普通になった程度ですが・・・)
大きいことを言っているが、一体何をやっているんだろう?とご興味を持たれた方は
是非、一度受けてみてください。
ではまた。