春になりつつある。
春は好きな季節ではない。
夏に次いで嫌いな季節である。
基本、私は秋冬が好きである。
良く眠れる、食べ物がうまい、買っておいた上着が着れる、人の情が良く感じられる・・・
世の中には秋・冬だけあれば良いとさえ思う。
春の暖かい日差しは嫌いなのか?
決してそんなわけじゃなかった・・・あの日までは。
言わずと知れた花粉症である。
あの日とは言い上、ふと気が付けばというのが正解かもしれない。
2月に始まると、5月一杯鼻水、くしゃみ、咳、体のかゆみ、などなど全身にわたるわけのわからない怠さとやる気のなさよ!
持病の口唇ヘルペスが水を得た魚のように息を吹き返す(怒)!
持病のぎっくり腰が声高らかに歌い始める(激怒)!
私の場合はこの3点セットが2月に始まり、しばらく続く。
ぎっくり腰なのにクシャミを連発するものだから、いつまでたっても改善しない(涙)
でも、今年の私は燃えていた(笑)
このままコイツの好き勝手などは断じて許さないと!
3点セットへの対策
①まずはヘルペス野郎。
最近読んだ、米国WWEのスターレスラー中邑真輔氏の自書によれば、一番の悩みはヘルペスが出ることだそうだ。
アマレス出身の若いトップレスラーが私と同じ悩みというのは相当共感できるし、好感が持てる(笑)
レスラーヘルペスなるものが存在していて、組技系格闘技の選手たちにはかなり蔓延しているのである。だから職業病なのだが、WWEのトップスターはテレビで画面アップになるのでそれでは困る。
彼は仲間のレスラーたちから良い病院・薬などの情報をもらっていて、要は出始めに素早く察知して有効な薬を飲んでおくことが肝心なのだという。
私は昭和気質なので「なるべく薬は・・・」と思っていたが、考えを改め速攻で飲むことにした。
年齢を考えれば、薬の副作用が子供に伝わることもないので(子供をこれから作る予定はないので)
迷わず飲むことに。
②ぎっくり腰野郎め。
ぎっくり腰のときには、なるべく動かずに安静というのが通説であった。
しかし、現代では、あまりに長く寝た状態のままでは、炎症を起こしている筋肉以外がなまってしまい、寝ている時間が長ければ長いほどに復帰が難しくなる(よくわかる!!)ので、
ぎっくり腰になってしまったら、まずはうつ伏せから上体反らしなどの「出来る運動」を少しずつやっていくのが現代風ということである。
この上体反らしに加え、以前からやっていたストレッチを必ず毎朝日課とし、急性期はシップを1日2回交換、1週間を過ぎたあたりからゴムベルトを巻いたり、温灸を自分なりに使用して少しずつ回復しつつある。
大事なのはぎっくり腰が治ってからも、このような良いルーチンが折角できたのだから、毎日の日課としてコツコツ継続させるべきであるということだ。
③もっとも肝心な花粉のヤロー
こいつが始まってから久しいが、花粉症は病気だとは思っていない。
猿や外国人が日本にいるだけで花粉症にかかるということは、日本に特有の症状なのだから、これはもう風土病みたいなものである。
「みたいなもの」であり、決して病気などではない(笑)花粉が無ければ症状はでないのだから。つまり注射を打ったり、薬を飲んだりするのは私の考えでは「高性能のスポーツカー」のエンジンやアクセルに細工をして馬力が出ないように規制をかけていること、と同じなのである。(但し、外で働かなくてはならない人、人前に出なくてはならない人はまた話が違う。)
私にとっての対策は空気清浄機の良いやつを導入し、部屋から出ない事である。
そんなんじゃ何の役にも立たないだろ?という声もあるだろうけど、基本室内労働者なので、移動時以外はそれでいいのだ。
というわけで、前々から欲しかったシャープの「プラズマクラスターネクスト」搭載・加湿清浄機を置いてみた。
良い、すばらしく良い!(笑)ああ、高いけど、10年前から買っておけば良かった(そんなに昔からは売ってねえだろ?)という感じ。
子供の勉強時の集中力がアップする・・・などと効果を謳っているが、あながち間違いではないだろう。(私などは邪気をカットしてくれる、と謳っているしな。)
通勤時のバイク走行時には花粉メガネをしているし、外出時、移動時、自宅と治療院の部屋に入ってから数分だけをガマンすれば、なんと花粉のヤローから解放されているじゃないか!
すばらしい。本当に素晴らしいことで、毎春鼻がぐずぐずして頭がボーッとして集中力が完全欠如するという状態から脱することができた。
私にとっては地獄の3点セットであったが、もはや過去の物である。(まあ少しは続いているが、以前の絶望感はみじんもない。)
しかし、地獄の沙汰も金次第とは良く言ったものだと思う。
これからは、こういう細かい経験から得た考察を通して、皆さまに貢献してゆきたいと思っている。
ではまた。