病院に行って「膝が痛いんですけど・・・」と医師に伝えると
「ああ、お歳のせいですね。だましだまし、上手に付き合っていきましょう。」しかり、
「様子をみましょう。」しかり。
「歳のせいだなんて、わかっているんだよ!そんなことわざわざお前に言われるために、
時間とお金を使って来ているんじゃないんだよ!
それに、様子をみて痛いから来たんだよ。これ以上様子を見てどうするんだよ?」
と、この人はきっと思うでしょう。私なら思います。
親友のTさんは、あまりにいい加減な問診をされて怒り狂い、カルテを持ってこさせて灰皿で焼き捨て
「あなたはなんにも仕事してないのだから、お金は払わないよ。」と言って帰ってきたそうです(笑)
Tさんみたいにやってのけられる人は日本人にはそうそういません。日本人は穏やかで、大人しいからです。世界中から人間性を評価されています。
ですが、それがどうした?
いい歳をして批判ばかりしてはいけないのは百も承知。だけど、ダメなことはダメだと言わないといつまでたっても状況は改善されません。
特に、幼少期からチヤホヤされて、6年間の長きに渡り大学へ通い(これが私立ならばお客様ですよ)、卒業後病院に配属されればジイサン、バアサンからは神様みたいに扱われて、一生に一度も頭を下げずに生きていくことになるでしょう。
多かれ少なかれ、これは事実です。(みんながそういうわけではない、と言われるでしょうが、そりゃその通り。)
そして、昭和の古き良き時代には、そういう「お歳のせい」やら「様子を見る」ですんでいました。
昔です。寿命が短い時代ですから。
でも「うまく病気とつきあっていく」なんてことが出来ますか?
できればそんなことをしたくないから相談に行っているのですよ。
時代は変わりました。インターネットで世界は狭くなり、人々の寿命は延びたのです。
医師も政治家も、だまっていてもお金がたっぷり入ってくるような人たちは、貪欲に困っている人のためになんて動きません。特に今の日本はダメダメです。
それでも国民も概ね「巨人、大鵬、卵焼き」を続けています。長いものには巻かれるのがラクですからね。こっちもダメダメですよ。
新しい時代に、新しい世界に、というのがまったく素晴らしいなんて思っちゃいません。
でも、否応なく、それはやって来たのです。
変化を好まないから変化しないというのであれば、滅びていくしかありません。
むしろ、悪しき状況は滅ぶのが好ましいでしょう。
高齢化社会ならば、病院へ行けば「あなたの体は高齢により衰えが激しいです。具体的には、筋力が低下してきていますから足全体のバランスが崩れて姿勢が悪くなり、特に負荷のかかるお膝が痛いのです。あなたの場合には、〇〇を食べ、〇〇をして、〇〇のような運動をしましょう。そうすれば、足のバランスが取れて、筋力アップにもなりますから、だんだんと痛みも姿勢の悪さも改善してくるでしょう。」と具体的な方法を丁寧に指導してもらうことを患者さんはきっと望んでいるでしょう。
そして、個人差もありますから、その人その人に合った方法を見立ててアドバイスを送ることが出来るのは医師しかおられません。その人の病歴、どんな薬を飲んでいるかなどを知っているからです。
なのにそれを怠けて適当な言葉を並べて早く追い返すようでは、とんだ一杯食わせ物と言わざるを得ませんね。この国の医療の未来なんて明るくないです。
まあ、そのおかげで私のようなスキマ産業のオッサンが生きていけるので感謝しています。
どうもありがとうございます!
ではまた。