以前から当ブログでも話題にしている「湿度が高いと〇〇が痛い」という都市伝説(?)的なお話。
「ウチのばあちゃんは超能力者だよ。だって、雨が降る前に腰が痛くなるから、雨が降るのがわかるんだよ。」なんてお話もどこかできいたことがありますかね(笑)
医学研究の分野では、湿度や気圧の高低と身体の痛みは直接は関係ないと論じているものがありました。
これを読んだときに、数字上は確かにそうなんだけど、実際にはそうじゃないんじゃないの?と思いました。
別にお医者をバカにしたり、わざわざ逆張りをやって目立とうとかそんなつもりはありません。
しかし、体の調子が悪くて病院に行って検査をしっかりしてもらっても「異常なし」でアッサリと帰ってくることもありますよね?(異常なしはそれはそれでありがたいですが)
研究では数字上なにも害がなくても、これは「検査しても何も異常が出ない」という所と似ています。
この件の問題があるところは、たとえば検査で異常がないと言っても、その検査法では異常が見つけられないような構造のものがあるかもしれないということです。
そういう意味で「死ななきゃいいや」というボーダーラインを医者も我々も気にするようになるだけです。
確かに「死ななきゃいいや」というのはよくわかります(笑)しかし、私のような整体(東洋医学)を生業としているものの目線は、「死なないけど死にそうなくらい辛い」というところにあると思いますし、そんな状態から回復させるために「病院ではやっていない」治療・施術というものがそこには存在するのもまた本当なのです。
だからこそ、例えばぎっくり腰ひとつ取り上げても、病院ですぐに完治したというお話をあまり聞きません。膝の痛みも注射やらヒアルロン酸やらを勧めるばかりではないでしょうか。
また、湿度だけ高いのではなく、気圧が低いのもセットになっていることが多く、いずれか一つの状態というよりは、「湿度が高く気圧も低い」というのが常体なのではないでしょうか。
なんにせよ、このような時期には体の古傷(昔のケガ・手術痕)や頭痛なども出現しやすくなっています。今時急にそうなったわけではなく、昔から「おばあちゃんが雨が降るのがわかる」のですから、これを科学的に証拠を集めることよりも、痛みを和らげてあげることのほうが数倍大事なんですけどね(笑)
というわけで、理屈や根拠はともかく、辛いのを治しましょう、というお話でした。
ではまた。