腰が悪くなる要因は様々です。
スポーツや事故での衝撃などの外的要因から腰痛になる場合と、姿勢の悪さが原因で起こる慢性腰痛の二つに大まかに別れますが、今回は慢性腰痛のことを書きたいと思います。
慢性腰痛(ここでも、内臓病変からくるものを除きます。)は姿勢からくるものが大半です。
じゃあ、姿勢が良ければならないのか?と言われると、はい、その通りですね(笑)
では、姿勢が良いということはどういうことか?
一般的に、解剖学的姿位というものがありまして、これは解剖学の本に載っているような直立の態勢ですね。
これを保持していれば、ほぼ間違いなく慢性腰痛にはならないでしょう。
え?そんなことできてるよって?ハハハ・・・出来てねえから痛いんだろうが!!!
さて、ご自分の姿を大きな鏡でみてみましょう。大きい鏡が無かったら、街中でも良いから、でかいショーウインドウに映ったご自分の歩き方や姿勢を見てみていただきたいのです。
見た途端、「ホラ、綺麗な姿勢でしょ!」って、自分で調整しちゃってプルプルしながら姿勢保持って(笑)
なんだよ?という方もいるはずですよ~。
ハッキリ言って、歩き方が良いだけで、姿勢が良いだけで、慢性腰痛のほぼ100%近くが改善されるでしょう。
これは、腰が痛い⇒骨盤⇒股関節⇒足首という流れで原因が辿れます。
これらを統括管理しているのは脳です。脳の働きというのはまるでコンピュータそのもので、瞬時に様々な判断を下しています。
脳の中では、足首の着地が悪い⇒股関節がゆがんでくる⇒骨盤がゆがむ⇒腰椎がゆがむ⇒さらに上へ・・・
と、まるで「だるま落とし」が微妙なバランスを保って崩れないでいるかのように、ざっくりと左右バランス(正確には左右だけではない)を調整していて、その結果が腰痛(股関節痛・膝痛)なのです。
だから、腰が痛いときに腰を揉んだら「軽くなる」のは原因を治しているのではなく、その場しのぎの対症療法にしかならないということです。
まるで最近流行りのマンガ「ブルーロック」の主人公:潔世一(いさぎ よいち)君がやるように、その瞬間瞬間で脳の中では「パズルのピースが一旦バラバラにされて、それらが新しい状況に対応して組み直されていく」といった現象がまさにその時の脳内で起こっているのです。
要は、腰を揉むことで、その一時は軽くなるでしょうけど、原因が悪い歩行姿勢からくる足首の歪みにあるとしたら、それに合わせて脳が体全体のバランスをパズルのピースのように組み直すわけですから、しばらくすれば腰痛は戻ってくるわけですね。
そういう意味で、慢性の腰痛の場合にはきちんと足から診ていかないといけないのですね。
これは背中や肩の不調も全く同様です。
はい、以上、最近ハマっている(自分では近年「鬼滅の刃」以降の大ヒットな感覚の)ブルーロックを見ていて思い出したことを書いてしまいました。
いや~アレは本当に面白いです。特にパズルのピースの所がすごく納得してしまう感じで好きですねえ(笑)
ではまた。