↑なんだかヤ〇ザの言いぐさみたいですねえ(笑)
ことばの意味としては、「物事に始末・決着をつける」ということになります。
なぜかふと思い出したのですが、柔整学生時代に国家試験を受けるためにとあるホテルに泊まった時のことです。
試験会場は新宿で、雪が降ったり人身事故でダイヤが乱れたりしたときの万が一に備えて「学生割引(笑)」という名目で高級ホテルに半額で宿泊したのです。(30歳になっていたのに学割とは!)会場から近いのでこれは名案だと。
そのプランを話すと、なぜか同級生たちが「ボクも!」、「私もいいですか?」とか参入してきたので、
「いやいや、遊びに行くのではないからね、あくまでも翌日リラックスして試験本番に臨めればと・・・」などと
いいつつ結局クラスメイトと合計4人、二部屋に分かれて宿泊しました。
細かいことは割愛しますが、翌日のことを考えるとどうも緊張して眠れなくなってしまい、同部屋のN君は遂に禁断のビールの栓を抜いてしまいます・・・
いやいや、ここも割愛(笑)。
さて、ビールを飲んで盛り上がったのに11時半になってもまだ眠くなりません。
そこで私は「ちょっと贅沢だけど、勉強も兼ねてホテルのマッサージさんとか呼んでみよう!」ということになりました。
問題はここです。
私「あの~三人お願いしたいのですが。」
マ師の人(以下マ)「あー、今ね、一人しか待機してないの。だからね、ちょっと待ってね。」
私「別にいいですよ、待ちますから。一人ならば三人を順番にやっていただけたら良いかもです。」
マ「いやいや、二人戻ってくるのを待って三人で一気にやりましょう。その方が早くカタがつきますから!!」
私「・・・・・・」
私「え?」
私「今何と?」
私「カタがつくって?」
マ「は?何か?」
私「何かじゃないでしょ。カタをつけるっていうのはケンカじゃないんだからね。そういう言葉遣いは
ちょっとまずいんじゃないですか?それにね、あなたにカタをつけられてもこっちは困るんですが。」
マ「はあ、いや、まあ・・・(シドロモドロ)」
私(一旦気持ちを落ち着けて。このとき嫌な予感がしましたが、それはバッチリ当たっていました。)
「でもまあ、とにかく待ってますから来てください。」
というわけで待つこと1時間。すでに12時半辺り。
早く「カタをつける」ためにいらっしゃったマさんらに一人ずつみてもらうことに。
酷い・・・酷すぎる。
カタをつけるなどの言葉遣いもさることながら、腕の方も態度のほうもひどすぎる。
一体どんな技術をお持ちなのか?もしかしたら勉強になるかも?なんて考えた私がバカでした。
この方は来るなり「雨だね~」と始めました。
天気の話題をするのはありきたりですが会話の始め方としては無難な線で悪くないです。
しかし、この方はずーっと、ずーっと「傘あったかな?酷くなったら帰り困るな。」とか言い続けます。
こちらとしは、「そんなことは私には関係ないだろう?」と思わざるを得ません。
それでも延々と雨だと嫌だとか、これ以上ひどくなると帰りは濡れてしまうからとか延々とやるわけです。
ここで技術的に唸らせるものでもお持ちならば私もきっと会話はあまり気にしなかったでしょう。
ところが、そんなものが無いのは態度の悪さとやる気の無さでヒシヒシと伝わります。
遂に温厚(笑)な私も限界に来てしまい、「もういいです。途中だけど早くお帰り下さい。雨が酷くなる前にね。」
と言ってできる限りスマートにお引き取り願いました。勿論料金は正規でキチンと払いました。
それでも実際に良い勉強になりました。私はこういうやり方を自分は絶対にやらないぞ!と心に決めましたから(笑)
雨がどうだ?人手が足りないからどうだ? 一体そんなことはお客様や患者様の体の不調・疲れと
何の関係があるというのでしょうか?
まったくふざけるのもいい加減にして欲しいです。
翌日の国家試験は試験中に眠くなってしまいましたが、無事にクリアできました。
試験の前日にこういう経験をするということも、「合格して資格を持っても思いあがるなよ!」という
天の声だったのかもしれません。
3月の終わりになってそんなことを思い出すのも、時期的に何が因果を感じます。
さて、今日も早く「カタをつけ」たくなるようなつまらない、くだらない仕事をしないぞ!
人に喜んでもらえる、楽しい仕事をするよ!
と心に決めて生きる私です。