と言われてもピンとこない方もいらっしゃるかと思います。
これまた読んで字の如し、手を添えるということです。
ですが、遺書を書くときなどに一人で書けない人の補助をして手を添えて書かせる、という意味の添え手ではありません。
そもそも、ここで言う添え手というのは、木剣の素振りをするときに、片手でやる動作のときに(ほぼ右ですね。)
できる限り左手も添えて動かす、ということになります。
そうすることで、体全体の使い方のバランスが取れることになり、ひいては綺麗な動作ができることになります。
刀は出来る限り両手で振った方が斬るときの威力も増します。
しかしながら動きの中ではどうしても片手になる瞬間があります(抜刀時など)。
これはテニスのラケットを振るときもそうですし、スポーツ動作の色々な所で片手になる瞬間というのが出てきます。
ところが、ここを両手ではなくとも、もう一方の空いた手を添えて動かすことで、かなりバランスをとれるようになるはずです。
ですから、空いた方の手が役に立たないということはなく、空いた方の手もきちんと意識して使っている方の手の補助的動作をするということが大切になってきます。
なんでこんなお話しを今日しているかといいますと、生活動作の中にも両手で丁寧に動いた方が良い場面というのが見受けられるからです。
上記にも書きましたが、体全体のバランスをとりながら動くクセがつくことで、怪我や不具合が減少するのではないかと感じたので書いてみました。
というわけでまた。