やってみせ 言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば人は動かじ
はい、超有名なフレーズなんですが、
これを読んでいる時だけは(笑)ウンウン、本当にその通りだよ五十六さん!とか
誰でも思うわけです。
ところがいざこれを本当に自分が日々実践しているのか?と立ち止まって考えると、
まったく出来ていないことが判明することが多々あります。
笑えません。
(笑)などというフレーズで誤魔化してはいけません。
そこで、私は毎日、今まで学んできたストレッチに独自の解釈を加えたものを体操としてやり、
そのあとは少量の筋力アップもプラスしております。
終わった後はメガビタミン療法でサプリ、持病の薬(いやだねえ)を水で飲んで、そのあと朝食のパンをたべてから
最後にプロテインを飲みます。
ここまでが健康管理のための朝のルーチンです。
風邪をひいたり、体調が悪くても、控えめなストレッチと筋トレなので、無理なく続けられます。
いえ、続けなくてはなりません。
理由は上記の通り。
患者様に「あ、この体操いいよ」などと言うたびに、自分は軽口をたたいていないか?と自問自答しています。
実際にやってみたこともない体操。こんなものを患者様に「これ効くからやって」、「え、あんなに丁寧に教えたのにやってないの?」とかエラそうに言おうものなら、それは即ち「クソの役にも立たない整形外科のセンセイ(敢えてカタカタ)のめんどくせえ~風アドバイス」と同じになってしまいます。
年収やステイタスで負けている彼らに対して(オイオイ)私が勝るものはたった一つ。
それは嘘の指導をしていないことであります。
自分がやってもいない、ひいてはやったこともない体操を熟知できますかね?
そんなものを指導しておいて本当のプロフェッショナルなの?お代をいただけるのかよ?
お医者様に対して若き頃言っていた自分のフレーズ。
「検査して薬出すだけじゃん、治して無いじゃん。」
でも、オメエ(自分)も一緒じゃないか。だって丁寧に教えてるだけだろ?
要は、キチンと自分のものにしているか?ということ。
自分のものにするということは、実際にやってみて、経験してみて、苦労したり工夫したりすることを
味わい、楽しむからこそ身につくのであって、自分がやりもしないことを人さまにやってみなさいと言うことの
なんと図々しい事か。
(とはいえ、実際にエイズやエボラにかかって「ホラ、私も克服しましたよ」とかは言えないけどね・・・)
そんなときに一番すばらしいフレーズは、やはり山本五十六氏の上記のやつなのです。
私は体操をやっているので、やってみせ、までは出来ています。
あとはやってくれるように忍耐強く、本当にこれが良いものなのだよ、ということが伝わるように
その一点についてのみ集中して日々すごしているのです。
「言って聞かせてさせてみせ」が出来れば、治療家としてはまずまずの及第点がいただけるのではないかとおもっています(o^―^o)