筋膜ローラー(ストレッチローラー)の使用を推奨している私ですが、
皆様の中には「ローラー買ったけど、その上に寝るだけでも精いっぱい。体の下で転がすなんて痛くてとてもとても・・・」という方はかなりいらっしゃる様子です。
ですが、ご心配いりません。ローラーの上に寝るだけでも相当に効果があるのです。
そもそも、ローラーの上に寝っ転がるだけでも相当に身体が痛むような方は、疲れとコリが最高に酷い状態にあるといえます。
硬くコチコチになっている筋肉にいきなりローラーなんぞを当てがおうものならば、ピキーン!と痛みが走るのは当然であります。
そういう意味では(良い状態ではないとはいえ)心配いりません。(いや、むしろ心配だろ?)
何も転がらなくても良いのです。
例えば、寝違えて首が痛い。
そんなときはもうこれは背中からして骨の捻じれやコリが強いのですから、転がすなんてせずに、
ただただひたすらに首の後ろのアーチがきちんと出来るように首のうしろに当てがって寝ていさえすれば良いのです。
注意すべきは、首はやはりデリケートなので、そのまま寝入ってしまわないでください。
朝まで頑張った末に私は翌日、一日中眩暈でフラフラする状態のまま市役所に行かねばなりませんでした(笑)。
大体、首の後ろに置くときは、30分以内にしたほうが良いでしょう。(それでも耐えられない人は全然無理する必要はありませんから。)
腰痛の方は、骨盤よりちょっと上、要はウエストのくびれのところですね。そこにローラーを置いていただきたいのですが、ここも腰痛が酷いときにはちょっと無理かもしれませんから、まずは胃の裏側辺りとか、
もしくはお尻の穴の高さの辺りとかに置くのも良いでしょう。
ローラーを使って寝転がるだけでもかなりの効果が期待できます。
毎日ヒマを見つけては何回やってもらっても構いません。むしろテレワーク主流の現在、頻繁にやることをオススメします。
そして、ひと月も続いたら、段々と置くだけではさほどの痛みは出ないようになるはずです。
(出るときは、まだまだ念入りに続けてください。)
痛みが激しく出ないようになったら、ここで初めてローラーを転がすようにしてやれば良いのです。
まずはローラーを買うこと(笑)。そして頻繁に試すこと。
この二つを肝に銘じて頑張っていただきたいと思います。
買っただけではだめですよ(笑)。一歩、二歩くらい踏み出すつもりでいきましょう!
ではまた。