大まかに言って、日本人の骨盤は後ろから見て、右側が(上側が)手前に回転、
左側が前方に回転しています。
これは仙骨(ホームベース型の骨)を中心として、仙腸関節においては左右の腸骨が
まるでキャンディの包み紙のようにねじれている、というイメージをすると理解しやすいのです。
(もちろん逆にねじれている方もおられますので、全て・全員ということではありませんよ。)
*この内容は、普通に筋膜ローラーを使用することに慣れた人向けです。
更に一歩進んだ内容を書いていますのでご理解ください。
さて、これを前提として筋膜ローラーをつかってみると・・・
左側の腸骨の下後腸骨棘をまずは前方に押し出すために、右ひざを曲げてこの足を使って蹴りだします。
そうすることによって左側を矯正していきます。
これをしばらくやったあと、今度は仙骨(まんなか)の下にローラーを移動させ、しばらくジッとして両足を伸ばします。(きつい人は両膝を曲げても構いません。あまり焦らずに慣らさないといけませんよ。)
最後に今度は右側の腸骨の上後腸骨棘を前に押し出すために、左膝を立ててこの足で蹴りだします。
ゴロゴロ~と出っ張りを押し込むようにしばらく転がします。
仕上げに腰椎4・5番あたりにローラーを転がしていき(このとき両足はのばします。)しばらくジッとして
ストレッチ終了。
立ち上がる時には少し腰回り・お尻の辺りが痛いかもしれません。まだ筋肉が新しい良いポジションに慣れていないからです。
ちょっと専門用語も出てきて難しいかもしれませんが、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。
ではまた。