こんにちは。
日々自らも腰痛と闘う治療家です(笑)
朝起きると、腰が痛い。これは骨盤の歪みからくるものが多いと以前に書きました。
でもって、骨盤矯正。
多くのリラク・整体・マッサージサロンさんなどがこの「骨盤矯正」を謳っておられますが、
きちんと矯正できる院はおそらくほとんどないものと思います。
ただし、世の中的にはそれでも「骨盤ダイエット」や「骨盤を締めてスッキリ」などという謳い文句の
電動マッサージチェアや矯正座具?などが叛乱していますね。
もうここまでくると、骨盤矯正という名のもとに行われるエセ骨盤矯正ムーブメント???に他なりません。
キリン、キリンというけれど、実際にはキリンというのは空想の動物であり(ビールのラベルに描かれているアレがキリンですね・・・)動物園にいるじゃねえか!とか言われても、そっちはジラーフであり、本当はキリンという動物はいません。
なんかそんな感じににている気がします。
さて、それはどうあれ、骨盤矯正は自分ではできないのか?
それは上手な先生にかかれば相当にうまくいくはずです。
しかし自分でとなると、やはり簡単にはいきません。
私が診させていただいている方々の中にも、骨盤(とくに片側の腸骨)が大きく後方移動している方もおられますので、ここまでいくとご自分で改善させるのは難しいと言わざるを得ません。
ですが、折角ここまで読んでくださったのですから(笑)少しはマシなことを書いてみましょう。
従前からしつこく書いている筋膜ローラー(ストレッチローラー)ですが、やはりコレが今現在一番骨盤の矯正に役立ちます。
そもそも骨盤が捻じれている人というのは、背中(特にウエスト辺り)の歪みや硬化が強いため、いきなり大口径のローラーを敷いてその上にあおむけになどなると、とんでもなく痛く、まるで背骨が軋んで折れてしまうような感覚に襲われます。
ですから、まず最初は口径小さめ(10cmくらい)の柔らかめのローラーを購入して使いましょう。
まずは激しく痛むようならゆっくりとゆっくりと細目・やわらかめのローラーでならしていくのです。
毎日起床後すぐに2~3週間もならせば、かなりスムーズに仰向けでコロコロと移動できるようになります。
一ヶ月もしたら、細目・柔らかめから太目(12cmくらい)柔らかめに替えてみましょう。(もちろん人による個人差がありますから、センチの単位は自由で結構です。)
この1とか2センチの差って径でみるとものすごく違ってきます。
ですから2センチも大きいとかなり大きく感じますね。
そしてさらに慣れたら今度は太め・硬めに替えます。私は現在13センチ・硬めを入手して使っています。
この硬めのやつにしますと、もうズレた腸骨がたまに「コキン」という音がして良い位置に入ります。
腸骨が収まると、それに従って下部腰椎(4・5番)も「コキン」とか「コトン」と良い音がして入ることもあります。
この「コトン」という音がしたらしめたもの。立ち上がれば、先程までの引っ釣れ感がほぼ完全に消滅しています。
でも、まあこれで完治したわけではありませんから、油断は禁物ですね。
骨が移動してしまっていること自体が良くないですから、それを司っている筋肉の硬さ・柔らかさのアンバランスが落ち着くまでは背中のローラーは毎日ゆっくりと少しずつやるべきですね。
どうでしょう?わりと簡単にどなたでも出来そうな内容を書いてみました。
それでも「死ぬほど面倒くせぇ~」とか思う方にはちょっともうムリでしょうけどね(笑)
ではまた。