表題の通り、ぎっくり腰の患者様が増えています。
腰痛の治療には自信がありますが、正直申しまして、やはり一回、一発で完全に治癒・改善というわけにはいかない症状も散見します。
しかしながら、経験上ぎっくり腰の出やすい季節・環境というものが少なからずわかってきています。
やはり、湿気の多い時期にはなりやすい、出やすいという傾向があります。
ですから、この時期は台風やらシトシト雨が関係しているのです。
一回改善しても3日くらいしたらまたちょっと出てきた・・・なんてこともザラです。
医学界の研究で湿度や気圧は関係ない、としている文献を見ましたが、アンタは腰痛になったことないだろ(笑)というのが私の率直な感想です。
ですから、もともと腰痛が出やすい方はこの時期には注意しなくてはなりません。
では、更にどういう人がなりやすいか?
男女問わず雨が続くと出やすいのですが、私の経験上では、骨格が良く筋肉も太めのタイプの男性。あとは、ちょっと太り気味。肉が好き(!)で冷たいビールをガブガブ飲む酒に強いタイプの人・・・が多いように思います。
体格がよく、構造上もガッチリした人などは、一旦ギックリになってしまうと筋肉がその重たい構造を支えきれずに寝たきり状態になってしまうケースが多いのです。
比較的体重の軽い女性などは筋力も弱いのですが、軽めの治療でもかなり改善が期待されます。
ところが男性は上記のような理屈から、治療もしっかりとやらなくてはなりません。
ここでお気づきになられたかもしれませんが、「冷たいビールをガブガブ」飲みますと(笑)
お腹の中が冷えますね。これって湿気の多い(要は暑い)ときにやりがちなことかもですよね?
なので、できるだけ冷たいビールは控えて、出来ることならば焼酎などをチビチビと飲まれることをオススメします。そのほうが体の芯が冷えませんからね。
ギックリ腰は要は、体の内側にある(インナーマッスル)大腰筋という筋肉が固まったり、つってしまった状態なのです。
これがふくらはぎがつった場合には「アイテテテ」などと半笑いですませられるケースもあるのですが、腰でこれが起こると全然笑えません。七転八倒とはまさにこのこと。
ですから、お水を多めに摂ること。そしてミネラル(塩分)もしっかりと摂ること(まあ、日本人は塩分過多ですから、ここはあんまり心配いらないかも)が大切です。
あとは、症状が落ち着いたら、毎日少しずつ背中~腰をストレッチしてゆくことですね。(これはまた次の機会に)
というわけでまた。