○日本プロレスの練習生の人たちみたいに足をガッと開いてウリャー!ウリャー!って回数をこなして1000回やりました!!!というのはやめたほうが良いでしょう。
あなたが世界最強を目指すというのであれば止めませんが(笑)
だいたいこのブログを読んでいる方というのは体のどこかに不調があったり、またはウチの治療院の数少ない(笑)ファンの方であったりということですから、何も「ローキックに耐える頑丈な足腰」などというものを必要としているはずもないでしょうから。
少年時代、サッカー部の顧問の先生が沖縄空手の方だったので???トレーニングとしてスクワット1000回とか、本当にやらされました。
当時はそういうのがカッコいいとおもってたので(笑)。おとなになって愕然・・・
おかげさまで足が伸びない身長伸びない、胴長くんが見事に完成しましたよ。
さて、余談はさておき、本来やるべきスクワットというものは、筋力をアップさせることよりもむしろ、筋肉に正常な動きと位置・形状を覚えさせて、本来あるべき良いクセを少しずつつけてゆくのが目的です。
膝が悪くて医者に行くと「プールで歩け!」とか訳のわからんアドバイスをもらうのです。
歩けないから相談に行ったのに、言うことを聞いて、プールでしっかりと冷却されて硬くなり、ますます患者さんが増えて商売繁盛ですな(笑)!
どうせやるのならば、こういう悪質なアドバイスはサラリと無視を決め込んで、正しい動きをマスターしてしまいましょう。
まず、幅15センチくらいはあるだろうという厚みのクッションを用意しましょう。
これがまた難しい。だってそういうのなか無いのですよ。
それでも頑張って探すか、作ってください。軽くて棒状のものが使いやすいでしょう。
用意できましたら、膝から太ももくらいの位置にクッションをはさみます。
出来る限り膝や太ももを内側にすぼめ、上から見たら内巻き(内股)になる感じで立ちます。
つま先同士をくっつけるもの良いですね。
そうして膝の辺りに(辺りというのは、大まかにで良い、ということ。)クッションを挟んでギューっとしぼりながらゆっくりと体を下に落とします。
無理のないところまで落として、ゆっくりとまた体を上に上げていきましょう。
これを30回もやれば十分ですね。理想的なのは朝起きてわりとすぐが良いです。
朝一番に理想の筋肉の形状を体に染み込ませて一日を送るのです。(いいね~:笑)
無理に回数を増やさないで、増やしたければ寝る前にもう30回やるとかしましょう。
毎日決まった時間に決まった回数の運動をまずは癖付けていくのです。
そうすることで、今日は楽にできたとか、今日は苦しかったとかを味わって欲しいのですね。
膝が悪い人、股関節、足首が悪い人、これらはすべて同じ原因からきています。
足全体のバランスを整えなくてはなりません。足一本の全体が整ったら、こんどはもう一方の足の全体も整えます。
そのようにしていくことで両足が整って歩行が楽になるのです。
ではまた。