柔道学校(柔道整復学校:ほねつぎ、接骨院の先生になるための学校)に入学すると、
まず道場に呼ばれます。
当然ながら、柔道をやっていないよりは、やっていたほうが色々と施術者になるためには都合が良いわけです。
そこで最初にやることは、片足で立って、立ち足の方の手で浮かせている足の方の足首を後ろから掴んでそれを続ける、というものでした。
先生はニヤニヤしながら、「オイオイ、君たちはどんだけジャンプしなきゃあバランスとれないんだよ?」と嬉しそうに予想通りの光景を見つめていました。
30人の生徒たちの大半は一般(柔道経験が薄いか、もしくは全く無い)の人が多いのためか?バランスをうまく取れずにピョンピョンと道場いっぱいに散らばって跳ねまくって倒れないように必死です。
ほんの数名は柔道の経験がしっかりあるのと、有段者であるのとでガッチリとして片足でも動きません。
私も意地で(笑)ピョンピョン跳ねないで立っていましたが、自分で思っているよりも簡単ではなかったのを覚えています。
それくらい、「自分ではこれくらいは出来る」と思っていることが実際にやってみると出来なかったりするものです。
これをさらに目を閉じての片足立ちに変更すると、更に更にジャンプしなければ(笑)立っていられません。
人間がいかに目の間隔に頼って体のバランスを保っているかということを知るには絶好の機会ではないでしょうか?
この「眼を閉じた状態で片足立ちを続ける」ことを何秒できるかで、その人の身体能力だけではなく、余命までわかるということです。
短い時間しか立っていられない人は短命で、長時間立っていられる人は長寿である、ということのようです。
それならば、長生きしたくば目を閉じて片足立ちの練習をすればよいのか?ということになりますが、やってみて損はないので、是非やってみましょう。
最初は2秒も立っていられません(本当)が、だんだんと長くやれるようになります。
まずは目を開けたままでの片足立ち。これでも相当に難しいはずです。
毎日少しずつ続けて、慣れて来たら目をつぶるようにすると良いでしょう。
論より証拠、とにかく簡単に手を付けられるので、さっそく今から(!)でも初めてみましょうか。
というわけで今日はここまで。