脊柱側弯症の方は治療を受けるだけではなく、ご自分で体操を続けていただく必要があります。
毎日コツコツ、それが嫌ならば改善は難しいでしょう。
でも逆にやっていけば、すこしずつ、必ず現状より回復するのです。(たとえ100%完治とはいかなくても・・・)
私が以前に診させていただいた方は当時55歳だったのですが、段々と側弯が酷くなり、
ついには内蔵を圧迫するまでに至り、その結果心臓にも悪影響が出てしまうとのことで、ストレッチなどに必死に取り組まれました。
半年後、お会いしたところ、段々と肋骨が捻じれていた状態が改善されているではありませんか!
もちろん、ただ闇雲に体操やストレッチをやっても仕方ありません。
一番簡単で取り組みやすいのは、やはり筋膜ローラーでしょうか。
まずは骨盤です。骨盤が整わずして背骨が真っ直ぐに戻り切ることはありえません。
ですから、骨盤→腰椎→胸椎と麺打棒(笑)の逆版となった感じでやってみてください。
最初のうちはなれないので、仰向けでやっていても息も切れます。それに腹筋・背筋が弱っていると(大体弱っています。)自分でイメージするようには簡単には動けません。
それでも毎日コツコツやっていくと、徐々に動けるようになります。
この「徐々に動けるように」なることが、日々一歩ずつ前進しているという実感を与えてくれます。だから大切。
慣れるまでは、立った状態で何もない壁などを使ってやるのも良いでしょう。このほうが遥かに楽ちんです。
でも、やはり床を使って自重をかけることこそが最大のバランス整え効果を発揮しますから、いずれは必ず床でやるように戻して下さい。
というわけで、
このつづきはまた明日。