そう、ただそれだけです。
でも、たったそれだけのことが出来ていないのです。
とったつもりになっている。
私がそうです。
もちろん、いつもではないですが。
頑張ろう、努力しよう、一日でも休んだら無駄になる・・・
確かにそういう面もあるっちゃあ、ある。
でも、それで結果が出るのは恐らく最初のうちだけ。
長く、末永く仕事、勉強、スポーツ・・・の本当の楽しさや喜びを
知って続けていくためには絶対に!休息が大事です。
ご自分はいいでしょうよ、そりゃ。でも、体は嫌がっちゃってる。
そこんとこに気が付かないもんだから「急に」、「いきなり」、「突然」、
病気になって???倒れてしまうのですよ。
奇病・難病・不治の病・・・すべてではないけど、ほとんどの割合で自分から
引き寄せてしまうのですよ。
寝てるって?眠りにも質があって、深さがあります。
休んでるって?本当に心から休めてる?
自分が一番わかっているはずなのに。
病気やケガをする前から治療は始まる、これは本当にその通り。
だからってそんなに気ばっかり遣ってたらそれこそ病気になっちゃうぜ、っていう意見もまあよいでしょう。
でも、少しは外ならぬ自分のためにだけ動いてくれている体への敬意や感謝はないんでしょうかねえ?
ふと、そんなことを思ってしまいました。
最近、少年サッカーの子どもさんたちを診させてもらっていますが、お母さんたちのお話しを伺っていると
どうも怪我の原因は練習に休みが無いことではないかとハッキリわかります。
日本は運動学の分野においてはアメリカから20年~30年遅れているとも言われていますが、本当にその通りです。
大好きなサッカーを休めないことが理由で嫌いになってしまったらどうするの?
一流のアスリートというのはその辺がきちんとわかっているものなんです。
だから、陸上競技などで走行中にリタイアなどを平然とやってのけます。われわれ日本人は少なからず「走り切ってからやめたらいいのに・・・」とか思っちゃいます。(まあ、大分昔とは違ってきてるけど)
一番競技人口が多く、世界的規模で行われていて、かつ先進的なスポーツであるサッカーの分野でさえ、我が国ではコレかよ?ってところですか。
これじゃあ、体罰もイジメもなくなりゃしないよ。まあ、なくならなくても仕方ないけど、せめて皆ゆっくり体を休めることだけは忘れないで欲しいと思います。
ではまた。