どうやら、気功治療を続けたせいで効果がなく亡くなられた、ということが社会通念のようです。
とても残念なことです。ご冥福を心からお祈りします。
しかしながら、これで、「気功は胡散臭い」、「整体とかそういうものはインチキで役立たず」となってしまいました。行き過ぎですね。今の日本の大げさな風潮ですね。
そのことも残念です。非常に残念です。
気功それ自体は本当に良いものなのです。
インチキ臭いとか、胡散臭いとか、そうじゃなくて、元々昔からあるものなんです。
今回小林さんの件は、そもそも、報道でいろんな噂レベルのものが流されていますが、それをそのまま鵜呑みにして「気功が悪かった」というのは一体どうなっているのか?今の日本は、ちょっと良い人やカッコイイ人を「神」みたいに持ち上げて、「神対応」とかそういうのが多すぎます。
ところが、良いときはほめちぎるのに、ちょっと何か悪い部分を見つけるとまるで親の仇のように叩きまくる!
相手が死ぬほど叩く、叩く、叩く。これって一体なんなんでしょうかね?
自分は名前を名乗らず、言いたい放題。大人がやっているのだったら、それこそ無責任としか言えないのでは?
本当に気持ち悪いです。
それはさておき、私が気功を習った先生は3人います。
その中の一人はアメリカ合衆国から請われて、今でもアメリカで末期がんの治療を行っています。無償です。現在では、施術所の運営やらお弟子さんたちを養っていくためにほんの数ドルだけ寄付をいただいているようです。
もちろん、それだって非常に低額です。
私が言いたいのは、バカな治療師とか整体師が芸能界で金儲けしているがために、本物の真心をもった治療家がふみにじられるのは許せないということです。
この際、気功が治るとか治らないとか、そんなことは言いません。それでは悪い世論を賑わせている方々と同等になってしまいます。
ひとことだけ言っておくと、絶対に病院じゃないと治らないって何なのですか?実際には、結局手術が出来ないくらい酷いケースもあったり、手術しても治らないケースも沢山ありますよ。そこで昔からの療法を頼ることはそんなに愚かでアヤシイことなのですか?
そういうのは、自分の親や先祖を信じないのと一緒だと思いますが。
昔からある療法には優れたものもあるのです。それが現代に伝わっていないのもこういう問題が起こる一因なのです。
ところが、昔の療法だけでは治らないものもあるから蘭学(西洋医学)を取り込んだのも本当です。
だから、どっちが良いかではなく、どちらの良いところも取り入れて一番患者様にとって良い道のりを作ってあげることが一番のはずなのですよ。
医学的根拠?ありますよ。あるからやっている。エセ療法?なおせないバカがやるからなめられる。
じゃあ、病院に行っても治らなかったような症状は誰がみるんだよ?
そういうのがちゃんと出来ていないから、一般にインチキ臭い・胡散臭い民間療法が流行るんじゃないのか?
文句を言う前に、ちゃんと検証して欲しい。あ、一つ言うけど、御殿医とか引っ張り出してきて「医学的根拠は一切なし」とかそういうのはもうやめてほしい。本当に治る薬や療法を叩き潰して、医者だけがもうかるように世論をコントロールとかやめて欲しい。そこには一切患者は不在だから。
考えて欲しい。毎年医療費が改訂されるが、完全に医者側の倫理から作成されている。価格の根拠なんて最も大切にされるべきはずの患者側の倫理には一切立っていない。
そういうこともきちんと見てから、民間療法にケチをつけて欲しい。もう一度言うが、なめられるほど実力の無い民間療法側にも十分責任はある。
しかし、魔女狩りのように、「気功はダメ」というノリはもうやめて欲しい。
だからといって、今回小林さんに気功をした方をかばうつもりなど毛頭ない。
本来は、病院での治療をきちんと続けながら、民間療法も取り入れていくというのが本筋なのに。
でも、それをやっていたか否かなんて、ご本人やご家族(海老蔵氏)以外、本当のことなんて誰がわかるというのだろう?
恐らくちゃんとやっていたに違いない。それでも亡くなったことは誰かのせいではなくて、そういう運命や流れがあったことも果たしてなぜ否定されてしまうのか?
そんなことまで理解できない人が多くなってきているこの世の中が残念な状態だと思う。